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入院前の口腔ケアの重要性について

入院前の口腔ケア

入院中や手術後の合併症を予防するためにも、口腔ケアでお口の状態をきれいにしておくことはとても重要です。

【汚れたお口の悪影響】

●呼吸器の病気(肺炎)
人工呼吸器をつけるために気管に管を入れるとき、細菌を含む唾液が肺に入ると、「人工呼吸器関連肺炎」が起こりやすくなります。

●心臓や血管の病気(心内膜炎)
口の中の細菌が血液の流れによって全身をめぐり心臓に付着すると、心臓の内膜や弁に感染症が起こる「心内膜炎」を発症することがあります。

●臓器の感染症(菌血症)
免疫力が低下していると、口の中の細菌が原因で、さまざまな臓器に感染を起こす可能性があります。

●むし歯や歯周病の進行
手術や薬の影響で唾液が減少すると、口の中に細菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯周病が進行することもあります。

入院日が決まったら、その準備として、歯医者さんでお口の状態を確認しましょう。歯垢や歯石を取ったり、ぐらぐらしている歯を固定したり、口腔ケアを受けましょう。